日本の主要産業である自動車産業。
日進機工はコア技術であるウォータージェットによる洗浄をはじめ、
薬品その他様々な工法を用いて自動車プラントのメンテナンスを通じ、
安定した生産体制の維持安全な作業環境の整備に貢献しています。
また最近ではメーカーとしての開発力を活かした設備の企画設計、設置も手掛けています。
メンテナンス領域 Maintenance
創業以来、主に水を活用した技術で
自動車工場の設備をメンテナンスしてきました。
クルマ造りを維持していくためには
当社の技術が必要不可欠になっています。
ウォータージェット洗浄
配管 ウォータージェット洗浄
日進機工は水を武器に様々な設備をメンテナンスしてきました。
定量的なメンテナンスこそが高品質なクルマ造りに必要となってきます。
特に、塗装前処理工程は様々な薬品や塗料が使用されているため、それぞれの設備にあったメンテナンスが必要になってきます。
設備の特性を把握しているからこそできる工法は他社では真似できない分野になっています

配管洗浄のイメージ
設備 ウォータージェット洗浄
生産設備の使用状況や環境に応じて、日進機工は高圧洗浄を超える超高圧洗浄の技術を提供しております。
超高圧洗浄は従来よりも遥かに高い水圧で設備の洗浄をおこないます。当社の経験と開発チームが力をあわせることで、
これまでにない洗浄技術を確立してきました。塗装品質を維持・向上する裏側には、当社の技術が大きく関わってきました。

超高圧洗浄による剥離洗浄
薬品洗浄
設備メンテナンスのプロ×化学のプロ
生産設備の種類や使用環境、汚れ状態に合わせて最適なメンテナンスを提案しております。複数の薬品メーカーより最適な製品を選定するだけでなく、新たな洗浄薬品を共同開発することで「より綺麗に・より安全に」を目指しております。
「設備メンテナンスのプロ×化学のプロ」が力を合わせることで、あらゆる生産設備の洗浄も可能にしてきました。近年では綺麗にするだけでなく、環境や安全の分野も大切にしております。廃棄時のVOC低減、作業者が取り扱う際の物質制限などといった配慮をおこなうことでよりよいサービスの提供を心がけております。当社でキレイにできない汚れはございません
メーカーとの共同開発
ドライアイス洗浄
ドライアイスブラスト洗浄
自動車工場には大小様々な設備が常に稼働しております。その中には水に弱い機械や水では落ちづらい汚れも多数あり、洗浄方法に苦慮しておりました。
ドライアイスを採用することにより衝突時に気化し汚れだけを落とす工法で、主に機械工場で活躍しております。
ニッチな工法だからこそ、当社が選ばれ続けてきました。
ドライアイス洗浄 例
洗浄装置領域 Maintenance
創日進機工が創る洗浄装置はクルマ造りに
欠かせないものになっています。
構想・設計・制作・据付・フォローまで
自社一括管理することで
お客様の悩みをともに解決してきました。
シャワー洗浄装置
ワーク 洗浄装置
ユーザーは塗装前のワーク清浄化に頭を悩ましております。
本装置は、ワークに対し大容量の水で洗浄することで、汚れを除去し塗装品質の維持・向上を目的とした仕組みになっています。
生産ラインと本装置を繋ぎ合わせ、フルオートメーションで自動車生産に携わっております。
改善成果
  • ・ワークの鉄粉汚れの除去を目標値まで削減
  • ・塗装工程での不具合発生率低減
  • ・不具合発生=手直しの工数増になるため、事実上での生産コスト低減
  •  etc…
ロボット洗浄装置
ワーク搬送パレットロボット洗浄装置
ワークの塗装工程は塗装台車を用いて行われます。
中塗り→ベース塗装→クリヤー塗装と各工程内に台車で搬送されることで白地のワークに様々な塗装がほどこされていきます。
ワークの規格に合わせて作られた台車は非常に特徴的なカタチで、洗浄する時間がかかります。従来は人の手によって高圧洗浄を行っていましたが、フルオートメーション化を可能にいたしました。
自動車事業グループは構想設計・高圧洗浄機器の選定・洗浄器具製作・ロボット取り付け・自動制御までの導入をおこなってきました。台車洗浄からアタッチメントの部分洗浄まで洗浄範囲も細かく決めれるため、ユーザーの要望を汲み取ることが可能です。

検証実験
ケーススタディ ▶
ロボット導入プロセス
  • 1実際の塗装台車を用いた洗浄実験
  • 2現地据付調査
  • 3設備構想&設計(洗浄機器・配置・制御)
  • 4現地施工(洗浄器具取り付け・ロボット据付)
  • 5ロボット用 防水ジャケット製作・取り付け
  • 6お引渡し
塗装治具 自動洗浄装置
自動化のメリット
  • 1作業工数の低減
  • 2作業環境改善剥離薬品と作業者が接触しないため安全
  • 3洗浄品質の均一化作業者ごとのムラがなくなる
  •  ・・・etc.
     
自動車事業グループの強み
  • 1洗浄技術・・・最適な洗浄圧力、時間、ノズル選定&配置の構想設計
  • 2薬品ノウハウ・・・薬品メーカーとの共同開発実績&知見
  • 3検証実験・・・自社工場内で、パーツを用いた実験が可能
  •  ・・・etc.
塗装分野において治具は非常に大事なパーツとなっています。
特に、自動車の塗装はフルオートメーションされた工程で様々な治具が使用されています。「車両のドア・ボンネット・バックドアを開閉する際の治具」塗りたくない部分をカバーする治具」を多用することで塗装品質を保っております。
使用された治具は車両に塗装されたのと同様に汚れ、本来の開閉動作ができなくなるため、定量的かつ高品質な洗浄が求められます。
従来は人の手で行っていた治具洗浄に、搬送や洗浄のノウハウを融合させることで、装置化(工数の低減)を実現いたしました

ネクスト・ジェネレーション
メンテナンスや生産設備の導入を超えた
次のステージへ
日進機工の自動車事業グループは挑戦していきます。
SDGs
持続可能な社会に向けて自動車事業グループができること
持続可能な社会にむけ、日進機工自動車事業グループは3つの活動目標を宣言いたします。従来の事業内容から活動目標を紐づけるのではなく、グループ全体での変革を推進することで微力ながら世界の環境問題、貧困問題などに貢献できればと考えております。
つくる責任 つかう責任
生産設備の長寿命化工事を提案・推奨しております。配管設備のライニング補修、貯水タンク内のポリウレアライニングなど、作り直すコストや時間、排出されるエネルギーに着目し、代替の低コストで短納期、環境配慮がなされた製品や修繕メンテナンスを提案しております。
近年ではBCP(事業継続計画)の方針を強めるユーザーから多数の問い合わせがきます。修繕メンテナンスの幅を広げ、耐震関係の施工にも力をいれております。
施工の一例
質の高い教育を みんなに
社内、協力会社に向けた安全教育や資格取得の支援はもちろん、協力会社からの出向受入や外国人実習生の受入教育を積極的におこなっております。設計・構想から施工管理まで日進機工のノウハウを様々な視点で教育することに力を入れています。高品質なサービスを維持するだけでなく、さらなるサービス向上を目指していきます。
定例の安全施工MTG
海の豊かさを守ろう
高圧洗浄は排水が必ず発生いたします。水を扱うプロフェッショナルとして排水するまでが我々の責務となります。従来の排水処理施設のみならず、小型の水ろ過装置も取り扱うことで様々な方法で水資源の維持をおこなっております。また、メンテナンスで発生する排水を含む産業廃棄物は法令にもとづいて処理するだけでなく運搬などでも環境災害が発生しない安全な輸送管理をおこなっております。
カーボンニュートラル
創世界規模での取り組みになっているカーボンニュートラル、日本政府の環境方針でも発表があるように再生可能エネルギーの使用や電気自動車の普及でCO2の排出を抑える工夫をしております。
自動車の生産工場も例外ではありません。塗装工程に必要な熱、ラインを動かす動力など工業大国ならではのCO2排出源が多数存在しております。
ユーザーよりCO2削減目標を共有し一体となって設備工事を行ってきました。最新の機器や仕組みで塗装工程から排出される熱(放熱)を回収し、別工程に熱を供給するシステムを一括管理することでCO2の削減を可能にしております。生産設備に長年携わってきたからこそ気づく再利用方法を提案し、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて大きく貢献していきます。
カーボンニュートラル事例ヒートポンプ導入・活用
ケーススタディ ▶
DX化
最新のテクノロジーで自動車工場に新たな価値を
ICT(人と人を繋ぐ通信技術)やIoT(人とモノを繋ぐ技術)が当たり前になった現在、その先の技術「DX化・・・デジタルトランスメーション」が注目されています。生産工程のデータを全自動で収集することで、効率的な自動車生産に必要なソリューションを提供しております。
ユーザーからの大小様々な悩みや課題を汲み取り、長年の経験をもとに最適な提案をおこないます。最終的には生産工程そのものに新しい価値を生み出すことを目標にしております。最適な自動車生産に向けた品質管理を最新のテクノロジーで支えることが可能になりました
DX化導入事例自動車塗装工程における薬品自動分析
ケーススタディ ▶
主要取引先
  • 株式会社アイシン
  • 岐阜車体工業株式会社
  • スズキ株式会社
  • ダイハツ工業株式会社
  • 株式会社デンソー
  • 豊田自動織機株式会社
  • トヨタ自動車株式会社
  • トヨタ自動車九州株式会社
  • トヨタ自動車東日本株式会社
  • トヨタ車体株式会社
  • トヨタホーム株式会社
  • トヨタ紡織株式会社
  • 中間貯蔵・環境安全事業株式会社
  • 日野自動車株式会社
  • 本田技研工業株式会社
※五十音順
他取引先企業多数




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