日進機工の多彩な設備メンテナンスは、生産性と品質の向上をはかります。
電力産業において、安定した電力供給をおこなうため発電設備のメンテナンスは不可欠です。長年の経験から培われた、高品質なメンテナンスを御提供します。
電力産業メンテナンス
- 各種熱交換器及び冷却器
- 高圧・低圧給水加熱器
- 煙道・電気集塵器
- 排煙脱硫装置
- 海水導入管及び復水器
- ユングストローム空気予熱器
施工例
ボイラーガス給水加熱器洗浄工事
給水加熱器(フィンチューブ)に鉄錆、硫化アンモニアが付着すると正常な熱交換がおこなわれなくなります。
またチューブ内の水温が上昇しない為、さらに硫化アンモニウムの発生が増加します。
従来の薬品洗浄では十分な洗浄ができず、洗浄回数が増え、コストがかかりました。そこで超高圧洗浄による鉄錆、硫化アンモニアの除去をおこない、性能の回復を実現しました。
燃料用石油タンク内壁ライニング塗装剥離
燃料用石油タンク内壁の硬質塗料の剥離をおこないました。
構造物への衝撃・磨耗等による被害を与えないことを目的として超高圧水を使用しました。
従来は足場を組んで手剥離をおこないましたが、回転ジェットと専用トラバーサ(昇降装置)による自動運転が可能になりました。1回の動作で300mm幅を処理でき、均一な剥離を実現しました。
保給水タンク底盤ガラスフレーク剥離
タンク底盤の硬質ライニング塗料を、超高圧水にて剥離をおこないました。 閉塞環境での施工であり、従来のサンダー掛けは施工環境上問題があります。
回転ジェットを使用することによって施工環境、効率を向上させました。 また、塗料中のガラス繊維を回収処理する為、排水から塗料片を分離し処理しています。
電力産業メンテ最新情報
ガスタービン吸気フィルター洗浄(研究開発推進中)
近年、ガスタービン発電設備の増加と共に、吸気フィルターの補修費用が増加しており、コストダウンが求められています。
従来は寿命がきたら新品に交換していましたが、環境配慮型の補修を進める為にフィルターを洗浄することによる「廃棄物の減容化」、「リサイクル」それによる処理費用の削減をおこなっています。

吸気フィルターブース
大気中の粉塵により白いフィルターは黒く変色します。 素材を破損しないように、かつ均一な洗浄をおこなうことによって初期値に対して性能をほぼ100%復旧します。

一次側フィルター
水力発電所配管内剥離・塗装
小口径水圧鉄管(φ1100以下)内面の塗装(タールエポキシ樹脂)を更新する工程として、塗装の剥離と塗布が必要になってきます。
人間による作業が不可能な配管径については専用の装置を使用して対応します。

小径水圧鉄管外観
配管を途中で取外し、専用機を投入し作業をおこないます(右写真)。
制御盤による自動運転が可能で、直管・曲管に対応した速度のメモリー設定が可能です。

装置投入用フランジ取外し
塗装の剥離と塗料の塗布は、装置のヘッドを交換する ことにより対応します。
直管・曲管を問わず、ヘッドの回転軸が配管の中心に保持される構造になっており、均一な剥離、塗装がおこなえます。

配管内塗料剥離作業中